Quantcast
Channel: (裕)の学科教室
Viewing all 395 articles
Browse latest View live

駐車と停車の意味

$
0
0

こんにちは。(^O^)/


今回は駐車と停車についてです。

みなさん、駐車と停車の違いってわかりますか?


おそらく長いのが駐車で、短いのが停車と思っている人が多いのでは?


今回は駐車と停車の意味についてです。(教本P270)



駐車


駐車は、車が継続的に(長くつづけて)停止することです。


例) 
・客待ち、荷待ちによる停止。


(裕)の学科教室
このように、タクシーが利用するお客さんを待つためにロータリーに止まっている光景を見たことがあると思います。


一般の人でも待ち合わせた人が出てくるのを待っている行為も同じですので、


客待ち=人待ち


になります!


・5分をこえる荷物の積み下ろしのための停止


エンジンがかっていても又は、ハザードランプ(非常点滅灯)がついていても、5分をこえる荷物の積卸しのための停止であれば駐車になるということです。


さらに、運転者が運転席にいるいないに関係なく駐車ということになります!



・故障、その他 運転手が車から離れてすぐに運転できない状態での停止。



故障の状態も駐車として扱われます。


自分の意志でそこに止めている訳ではありませんが、道路上に障害物が存在しているので故障も駐車です!



あとは、


(裕)の学科教室


このように、コンビニの前に車を止めてちょっとした買い物に店内に入っていく行為も駐車です。


エンジンがかかっている、ハザードランプ(非常点滅灯)がついているは関係ありません!





正直なところ、「駐車」の定義の解釈の幅もかなり広いので、難しいところがあります。



なので、次のように明らかに「停車」となる場合を理解して、それ以外の停止が全て「駐車」になると思ったほうがいいでしょう!





停車


駐車以外の車の短時間の停止をいいます。


例)

・すぐに動ける状態の停止


道がわからなくなって地図を見るために止める。止まって人に道を尋ねるなど。



・人の乗り降り


人待ちの状態は駐車として扱いますが、送りに行ってその人を降ろしてすぐに発進できる状態であれば停車になります。


人の乗り降りについては、時間制限はありません。

(車いすの人の乗降で時間がかかることも現にあります。待機状態は「待ち」になるので含まれません)


・5分以内の荷物の積み下ろしのための停止


集配行為(郵便、新聞などの配達)は含まれていません。


ただし、伝票の受け渡しや荷物を運ぶときは近い距離でなければなりません。


・法令の規定による一時停止など

「止まれ一時停止」や信号赤信号による停止や危険を防ぐための停止などのことです。




まとめです。


1、運転者が車から離れて、すぐに運転できない状態であれば、1分でも駐車ということになる。


2、人の乗り降りは、時間制限はなく「停車」である。(人待ちは駐車)


3、5分という時間が関係しているのは「荷物の積み下ろし」だけである。





おさらい問題(答えは一番下↓)


1、友人を待ってすぐに運転できる状態であれば、5分以内は駐車にならない。


2、車が故障したときは、駐車禁止場所であっても車を止めることができる。


3、乗降時に5分をこえてしまったが、人の乗り降りのための停止なので、駐車にはならない。



(裕)でした。('-^*)/





よかったら押してください↓

ペタしてね     





こちらもよろしくです↓

読者登録してね
















1、×(人待ちの行為は「駐車」です。)

2、×(故障した場合も継続的な停止になるので「駐車」になります)

3、○(人の乗り降りという行為は時間に関係なく「停車」になります)




路肩の通行禁止

$
0
0

こんにちは。



今回は、路肩についてのお話です。(学科教本P56)



まず「路肩」というのは、道路構造令という法令によって定められるもので、道路交通法上の言葉ではないのです。


道路を保護するために、車道や歩道に接続して設けられている道路の端の帯状の部分をいいます。



(裕)の学科教室



(裕)の学科教室
縁石いっぱいまでが道路で端っこのアスファルトではないブロック石で帯状になっているのが路肩と呼ばれる部分で、この幅は一般道路では0.5mという規定があります。



(裕)の学科教室
歩道がある道路の場合、車道の左端の帯状の部分が路肩になります。







高速道路については、

交通量が多い道路では2.5m(条件により最小1.75m)で、少ない道路では1.75m(条件により最小1.25m)、

都市部の高速道路では1.25mという規定もあります。







路側帯を示す道路標示は、歩行者や軽車両が安全に通行できるように設けられたもので、路肩を示すものではありません。






路側帯が設けられた道路に路肩が設けられているとも限りません。






(裕)の学科教室

路肩を示す区画線は特に定められていません。また、歩道が設けられている道路の白線(車道外側線)は路肩を示すものではありません。


この線の意味は、「通行するときに端に寄りすぎると危ないからこの線の右側を通って下さい」でしたよね。


おぼえてますか?(^-^)/



(裕)の学科教室
車道外側線が設けられている道路や車道に路肩が設けられているとも限りません。



そしてこの路肩については、道路交通法上では通行についての規制というのはないんですよ。



難しい話になってしまうのですが、


教本には「自動車(二輪のものを除く)は歩道や路側帯のない道路の路肩を通行してはいけない。」となっていますが、


これは道路交通法による規制ではなく、道路の保全等を目的とした「車両制限令」という法令による規制なのです。


規制対象は「自動車(二輪のものを除く)」なので、それ以外の車は路肩を通行しても差し支えはありません。




ここまでの内容を整理すると、


路肩の通行を制限されているのは、


1、自動車(二輪のものを除く)であること。


2、歩道や路側帯のない道路の路肩であること。



ということは、路肩形成されていない部分は「路肩」とは呼ばないので、通行してもいいことのなりますよね?



ここで追加することが出てきます。




(裕)の学科教室

「帯状の路肩が形成されていなくても路端から0.5mの部分については路肩同様に自動車(二輪のものを除く)は通行してはいけない。」というのも車両制限令には記されているのです。



なぜかというと、道路の端が軟弱で崩れやすく危険だからです。



(裕)の学科教室
ちなみに歩道がある道路の車道の路端から0.5mについての規制はありません。



補足ですが、
(裕)の学科教室
トンネルや橋や高架道路については路端から0.25mの部分にはみ出して通行してはいけないというのもあります。



まとめです。



1、

「路肩」は道路構造令の用語であること。


2、

歩道や路側帯のない路肩と路肩じゃなくても路端から0.5mの部分は二輪を除く自動車が通行してはいけないのは車両制限令上の規制であること。



3、

道路交通法(交通ルール)上では路肩の通行についての規制はない






今回は難しい話になっちゃいましたね…A=´、`=)ゞ











(裕)でした。('-^*)/





ペタしてね




読者登録してね


立ち入り禁止と安全地帯

$
0
0

こんにちは!( ´ ▽ ` )ノ


今回は学科の問題でよく間違われている問題を紹介しましょう。



(裕)の学科教室


これは、「立入り禁止部分」という道路標示である。





答えは×で、これは「安全地帯」です。




または、


(裕)の学科教室


これは「安全地帯」という道路標示である。 





答えは×で、これは「立入り禁止部分」です。




どちらも黄色と白の線を使っているので、まちがえやすいですよね…(-。-;)




見分け方は、ゼブラゾーン(しましま)の方が立入り禁止部分です。なので、



安全地帯は四角形で、おぼえてください!





では、この二つがどのように使われているかを知っておきましょう。





まず安全地帯

(裕)の学科教室

このように路面電車の停留所として使われることがあります。






立入り禁止部分は、


(裕)の学科教室

このように道路の中に設けられていて、「どんな理由があっても入ってはいけない」という意味で使われます。


このように


立入り禁止部分の形は四角形であるとは限りません!




でも、道路にはこのゼブラゾーン(しましま)をよく見かけますよね。



こんな感じの↓


(裕)の学科教室


でもこれは「立入り禁止部分」ではなく、「導流帯」という道路標示です。



「立入り禁止部分」とのちがいは、導流帯は車の誘導をするために通らないようにしていますが、その上を走行しても道路交通法上は問題ありません。まん中にあろうと端っこにあろうと同じ考えです。



例えば…


(裕)の学科教室
広い道路だと駐車車両がたくさん停まってしまい、通りにくくなりますよね… (゙ `-´)/




(裕)の学科教室

でも導流帯があればそこを避けて通る流れが出るので、駐車車両がなくなりますよね!♪( ´▽`)




もう一つ似ている道路標示があります。↓


(裕)の学科教室


これは「停止禁止部分」です。



この標示は中に入って通ることは出来ますが、止まる(停止する)ことは出来ないという意味で、渋滞で混んでいたり赤信号待ちで止まるのもダメです。



(裕)の学科教室


よく消防署の前にこの標示があります。消防車が出動するときに止まっている車がいたら邪魔ですよね。だから設けられています。



最後にまとめです。
(裕)の学科教室



とくに「安全地帯」と「立入り禁止部分」は通ったり止まったり出来ないのは同じ意味ですが、名前を間違えないようにしてくださいね!(^人^)




これは授業でも実際に使っている画像です。よかったら活用してください!(o^-')b




わからないところはいつでも質問してください。お持ちしています!





(裕)でした。( ´ ▽ ` )ノ




↓よかったら押してください。励みになります!

ペタしてね    





↓こちらもよろしく!(^人^)

読者登録してね

高速自動車国道と自動車専用道路

$
0
0

こんにちは。(^O^)/


早いもので今年もあと2ヶ月ちょっととなりました。


今から今年中に免許取得を目指す方が多いと思います頑張ってくださいね!p(^_^)q



今回は高速道路についてです。



まず、高速道路とは、





高速自動車国道 と 自動車専用道路 をいう。」となっています。(教本P316)


高速自動車国道という言葉には、「高速」という文字が入っているので高速道路のイメージができますが、


自動車専用道路という言葉の中には、「高速」という文字は入っていませんが、高速道路の一種です。



なので、問題の文章に「高速道路」という言葉が使われていたら、「高速自動車国道」と「自動車専用道路」の両方の道路が含まれています。


では、この二つの高速道路は何が違うのでしょうか? それを今回お話ししましょう!(o^-')b




まずは、高速自動車国道






高速自動車国道は都道府県をまたがっていて全国的に展開している高速道路です。


例)東名高速、東北自動車道、中国自動車道…他には常磐自動車道、中央自動車道などです。




自動車専用道路は、


 


一般道路で交通の流れが悪い所をよくするために展開した高速道路です。


例)神奈川県内でいうと、第三京浜、西湘バイパス、保土ヶ谷バイパス…他には小田原厚木道路などです。



では、首都圏に大きく展開されているこの道路はいかがでしょう?


(裕)の学科教室

首都高速(都市高速道路とも言います)です。


都道府県をまたがって展開しているから、高速自動車国道でしょうか?それとも自動車専用道路でしょうか?



首都高速は、首都圏の交通の流れをよくするために展開していますので、自動車専用道路の高速道路です。



でも、これから走ろうとしている高速道路はどっちなのか?わからない感じがすると思いますが、
(裕)の学科教室

こんな感じの標識が出ていますのでわかるようになっています(´∀`)




この二つの高速道路で、通行できる車、できない車が変わったり、道路で決められた速度も変わってきますが、それはまた別の記事で紹介していきますね!






(裕)でした。('-^*)/




ペタしてね     




読者登録してね


クラッチって何?

$
0
0

こんにちは!('-^*)/




教習生の方が免許を取得するために頑張って勉強されていますが、最近テストの問題で間違いが多いのが、

車の構造についての問題です。



とくにAT限定で教習を受けられている方は、この「クラッチ」という装置がなんなのか?よくわかりませんよね…



今回はこの「クラッチ」という装置について書こうと思います!(^O^)/



※ 専門知識のある方が読むと言葉が足りない部分がありますが、まったく初めての人向けの説明ですのでご了承ください。



クラッチとは、正式には「動力伝達装置」と言って、


エンジンの力を車輪に伝えたり、切りはなしたりする装置です。

(裕)の学科教室

クラッチのペダルを踏んでいると(切るとも言います)エンジンの動力は車輪には送られていきません。



(裕)の学科教室
クラッチのペダルを踏んでいないと(つなぐとも言います)エンジンの力は車輪に送られていきます。


なぜこんな装置があるかというと、エンジンをかけて同時にタイヤが回ってしまったらいきなり動き出してしまって危険だからです。



では、クラッチを手のひらで例えてみましょう。

(裕)の学科教室
左側がエンジン、右側が車輪だとして、合わさっている手と手がクラッチだと思ってください。



(裕)の学科教室
車が発進する前はクラッチは踏んでいる状態なのでこのようにはなれています。



なので、アクセルペダルを踏んでもエンジンだけが回っていて車は走りだしません。



車を走らせるためには手と手を合わせなさなければ動きません。



(裕)の学科教室

でも、いきなり手と手を強く合わせてしまうと



動いているものと止まっているものをつなげることになり、バランスが崩れてしまいエンジンが止まってしまいます。


これがいわゆる「エンスト」ってやつです。


なので、いきなり手と手を強く合わせるとエンジンが止まってしまうので、手と手を軽く合わせに行きます。



(裕)の学科教室

すると今度は、軽く触れているとこすり合わせて手のひらを伝わって車輪が動き始めます。



この状態を「半クラッチ」といいます。



(裕)の学科教室

車輪が回っている状態になれば手と手を強く合わせても大丈夫!車が走り出した状態です。



ですので、車が勢いよく走っているときにいきなりクラッチペダル踏んで(切って)しまうと車のスピードが落ちにくくなります。



なのでカーブ内でクラッチペダルを踏んで(切って)しまうとカーブを曲がりきれなくなる恐れがあって危険です。



AT車にはクラッチペダルってありませんよね。



じつはAT車にもクラッチはあるんですよ!



エンジンとギヤの間にはクラッチが存在します。


AT車にもクラッチは付いてますが、ペダル操作をする車はありません。



MT車みたいにクラッチペダルを踏んで操作するものではなく、クラッチ操作は車が自動的にやってくれてます。


MT車が行う変速操作を自動にしたのがAT車なのです。




MT車アクセル、ブレーキ、クラッチはすべて人が操作する車で、



AT車アクセル、ブレーキは人が操作で、クラッチは車が操作する車です。




AT限定の教習生のみなさん、MT車のことも勉強しておいてくださいね!(^-^)/




(裕)でした。('-^*)/







ペタしてね
  




読者登録してね

運転と性格

$
0
0

こんにちは。(´∀`)


最近、道路上での感情的なトラブルによる事故が大きく取り上げられていますね…



皆さんにもルールやマナーの悪い自動車を見て腹を立てた経験はないでしょうか?



今回は適性検査の結果についてお話ししましょうか。 



おぼえていますか?この診断は教習所にご入校頂いて最初に受けていただいたものです。



適性検査には「警察庁方適性検査式K型」と「OD式安全性テスト」がありますが、当校で実施しているのはOD式安全性テストの方です。



(裕)の学科教室


このような用紙が原簿の間に挟まっていると思いますが、診断結果はご覧になりましたか?



この検査はなぜ実施するのか?と申しますと、同じ技術と知識を持っていても運転操作の方法は人によって異なってきます。


例えば

{07854F02-C6D5-41A5-86B1-7F58756920D6:01}


これから食事をしようとしています。


さて、みなさんなら何から召し上がりますか?


ご飯から行く人もいれば、おかずから行く人もいますよね。


同じ料理であっても、性格が違うから食べ方や食べる順番は人によって異なります。


これは運転にも言えることです。


性格によっては危険な場面を危険と感じなくて事故を起こしてしまう人がいます。


なので、運転は性格との関わりが大きいのです。



こういう検査を実施すると、中にはいい結果を出そうとしてウソの回答をしてしまう方がいると思います。



そんな方、結果はどうでしたか?


ウソの回答でもけっしていい評価は出ていなかったのではないでしょうか?



何かしら悪いことは一言は書いてあったと思います。(^▽^;)




じつはこの適性診断、当校の指導員も全員受けているんですよ!



(裕)の学科教室

ちなみにこれは、私が受けた診断結果の内容です。


「周囲の周りに堅い印象を与える」「クヨクヨする小心な面がある」なんて書いてありますね…(;´▽`A``


「時々気分が乱れる」なんてことも書いてありました。


つまり、自動車学校の指導員も一人の人間です。欠点のない神様みたいな人はいないということです。



総合評価では自分がどんなタイプなのかがわかります。

(裕)の学科教室


安全運転タイプでなくてガッカリされた方も多いと思います。



しかし、この診断で「事故違反多発傾向タイプ」って出た人は免許を取っちゃいけないという訳ではありません。


自分の欠点が見えてきたことで、それを補っていく運転をして行く事の方が大切なのです。



安全運転タイプの人でも事故を起こす人はいます。



それに、この診断を受けたのは入校してすぐでしたよね。



みなさんは教習を受けていく中で、運転の難しさや大変さを色々感じていると思います。



ですから、何も運転のことを知らないで受けた頃に比べて、


運転に対する考え方は、みなさん良い方向に変わってきていると私は思います。



あとはその初心の心をずっと持ち続けられるようにしていただきたいです。


(裕)の学科教室

ちなみに私は、「4のA」でしたので安全運転タイプでした。もし私が「事故違反多発傾向タイプ」だったら教わりたくないですよね( ´艸`)



その名誉は守れてよかったです。A=´、`=)ゞ




自分の性格と向き合って安全運転ができる運転者になってくださいね!




(裕)でした。('-^*)/



ペタしてね   



読者登録してね

左側通行の原則

$
0
0

こんにちは!(^O^)/




今回は左側通行にまつわるお話しをしたいと思います。



日本は左側通行の国ですから、



「車は、道路の中央から左部分を通行しなければならない。中央線があるときは中央線の左部分を通行しなければならない」(教本P51)



というのがあります。



じつは世界でもこの左側通行をやっている国は少ないんですよ。

(裕)の学科教室

この画像は赤が右側通行の国、青が左側通行の国です。(対面通行-Wikipediaより)




こうしてみると、圧倒的に右側通行の国が多いですね。




では、なぜ日本は左側通行の国なのでしょうか?二つの説があります。



「昔、日本の武士は右利きだったから、刀を抜きやすいように腰の左に差した。武士同士がすれ違う時に、刀のさやが当たるとトラブルの原因になっていたため、当たらないように道の左側を歩くようになった。」という説。
(裕)の学科教室


「明治時代に政府が交通法規を定めるにあたって、イギリスの法規を元に作ったから」という説です。


こちらの説の方が有力です。



日本はイギリスの植民地というわけでないのに、どうしてイギリスの交通法規(乗り物は左側通行)を真似したのか?というと


日本の鉄道の始まりは、イギリスの指導のもとにイギリス方式が進められたからだそうです。




自動車もないような昔は乗物といえば鉄道でした。その後に登場した自動車も鉄道にあわせて左側通行にした方が、何かと都合がよかったというわけです。




でも他のヨーロッパ諸国は右側通行なのに、なぜイギリスだけは左側通行なのかという疑問も出てきますね。



これについては、「ナポレオン説」が有力です。


(裕)の学科教室

フランスのナポレオン1世が、軍隊の通行は車両(馬車など)も含め右側通行にするように命令したのが右側通行の始まりだそうです。



そのため、ナポレオンに征服されたヨーロッパ各国はフランスの法規によって右側通行に統一されたというわけです。



ただし、イギリスだけはナポレオンに征服されなかったため、古来からの左側通行がそのまま残ったというわけです。



では、イギリスの植民地だったアメリカはどうして右側通行が採用されたのでしょうか?



独立戦争を通じて「反イギリスの風潮がアメリカという国ににはあったから」という説もあります。


明治初期の陸軍はフランス式の右側通行を採用したので、これを機に日本も右側通行にしようと考えたようですが、慣習にこだわる人々の反対で右側通行に変えることをあきらめたそうです。




世界では右側通行の国の方が多いのだから、日本も右側通行にした方が便利じゃない?って思いますよね。





左側通行の国と右側通行の国が隣接していると、


(裕)の学科教室


国境で右側通行と左側通行を切り替える問題が出てくるので、統一した方がいいのがよくわかります。


日本のように他の国と直接道路がつながっていない島国では、右側通行に切り替える必要がないんですね。



もし今から日本を右側通行に切り替えるといろいろな問題が出てきます。




車のハンドルの位置、路線バスなどのドアの向き、といったような車の構造にも変更をかけなければなりません…




日本国内でも、アメリカ占領下にあった沖縄ではずっと右側通行だったんです。




返還後、長い時間をかけて本土と同じ左側通行に移行しましたが、その移行する間には事故も非常に多かったそうです。




ちなみにイギリスも島国ですが、


(裕)の学科教室

このように、「ドーバートンネル」という海底トンネルで大陸とつながっています。




ということはイギリスも右側通行の国に変えた方がいい感じがしますよね?



でも右側通行に移行できないのは、やはり「お金」の問題がいちばんだそうです。それにこのドーバートンネルは鉄道のトンネルで道路のトンネルではありません。




みなさんも普段やっている習慣が突然変えなければならなくなったらどうですか?




やっぱり混乱しちゃいますよね…(;´▽`A``




(裕)でした。('-^*)/



↓よかったら押してください。励みになります。

ペタしてね  


↓こちらもよろしくです(´∀`*)

読者登録してね


同じ意味の標識

$
0
0


こんにちは。(*^▽^*)



今回も寄せられた質問にお答えしましょ!う!

Q:

指示標識の「横断歩道」についてですが、2種類ありますよね。


男性が1人で横断している標識と子供2人が横断している標識です。


あれは、使い分けの基準ってあるのでしょうか?



A:

質問にあった標識はこちらです。↓


(裕)の学科教室
どちらも横断歩道があることを表した標識です(学科教本P36)


たしかにどちらの時にどちらを使っているのか?って考えてしまいますね…(^▽^;)



この場合は、


男の人が一人の標識は、ごく一般的な道路の横断歩道に使われて

男の子と女の子の標識は、幼稚園や小学校周辺や通学路になっている横断歩道に使われている


と、考えていただければいいでしょう。



それともう一つ同じ意味を表しており標識があります↓


(裕)の学科教室

どちらも踏切があることを示している警戒標識です。(学科教本P37)

これに関しては、


この標識が誕生した当時は蒸気機関車の時代でしたので、機関車のイラストが描かれていました。


1986年から電車が描かれたデザインに変更され、順次取り替えられてきたので、蒸気機関車の標識はなくなってしまいました。



実は現在でも、旧デザインの蒸気機関車の標識が残る踏切もあるようです。



それは非電化区間の踏切に存在しているそうですので、結構レアな標識なんですね。



一部の非電化路線では電車が描かれたデザインからパンタグラフが消された気動車バージョンのものもあるそうですので、ぜひ一度この目で見てみたいものです。(´0ノ`*)



ちなみに電車のイラストの標識では、「路面電車の停留所である。」なんて問題がよく出ますが×ですよ。間違えないように!




(裕)でした。('-^*)/



ペタしてね



読者登録してね


カーブミラーの危険性

$
0
0

みなさん、こんにちは!(´∀`)

 

 

今回は見通しの悪い場所などに設置されているカーブミラーについてです。(学科教本P239)

 

 

自動車学校のコースと違って実際の道路では死角となっている場所がたくさんあります。

 

その中で住宅地の道路、いわゆる「生活道路」と呼ばれている交差点等によくカーブミラーが設置されていることが多いです。

 

 

交通ルールでは、見通しのきかない交差点は徐行すべき場所になっています。(信号機などで交通整理が行われている場合と優先道路を通行している場合は除きます。)(学科教本P87)

 

 

そこにカーブミラーがあったら見えない部分がうつりますから、鏡にうつる人や車がいなかったり、遠かったら徐行しなくてもいいような感じがしますよね…

 

 

しかし、このカーブミラーには気をつけなければならないことがいくつかあるのです。

 

 

こちらの写真をご覧ください↓

こちらの交差点にはカーブミラーが設置されていますが、右側のカーブミラーをよく見ると自動車が一台 見えています。拡大してみましょう。

 

方向指示器が点いていますね。

 

さぁ皆さん、ここで問題です。

 

この自動車はどちらに曲がるでしょうか?

 

A:自分のいない向こう側に曲がる

 

B:自分のいる手前に曲がる

 

 

正解はBの自分のいる手前に曲がってくる合図です。

パッと見ると向こうに行くような感じがしますが、カーブミラーは鏡なので反対にうつってしまうので、実際にはこちらに曲がってくるのです。

 

それと、カーブミラーにも死角があります!

見えない所を全てうつしてくれているわけではないのです。

図のように手前を走行している自転車がいた場合には、この自転車はカーブミラーにはうつりません。

 

もし、カーブミラーにうつる範囲にいたとしても…

このように奥の位置にいるようにうつりますが、実際は手前なのです。∑(゚Д゚)

 

 

いかがでしょうか?このようにカーブミラーは相手の動きや位置を正確に読み取ることが難しいのです。

 

 

見落としていたり見間違えたりしているかもしれないので、設置されていても安心してはいけない事がよくわかると思います。

 

 

見通しの悪い交差点等では出会い頭事故が多く発生しています。事故を起こさない為にもカーブミラーだけに頼らず直接目視による安全確認と徐行や一時停止をしっかり実施しましょう!

 

(裕)でした。ヽ(*´∀`)

 

ペタしてね

 

読者登録してね

 

 

後退

$
0
0

こんにちは。(*^▽^*)



今回も質問にお答えましょう。



Q:

道路の標識等に転回禁止や横断禁止等様々な規制がありますが、後退禁止はありません。でも、後退すると違反となる様な場面はどんな時でしょうか?



はい、ではお答えしましょう!(^O^)



A:


まずは後退(バック)という動きはどんなときに使うのか?を考えてみましょう。



駐車するとき
(裕)の学科教室


停止位置を超えて停止して、停止位置まで戻るとき
(裕)の学科教室


狭い道路で行き違いをするとき


(裕)の学科教室



向きの切り替えをしたいとき

(裕)の学科教室

などがあります。


こうしてみると後退(バック)という動きは出来ないと困る動きですよね…(;´▽`A``



しかしこれらの場合に後退(バック)するときは、



他の車の正常な進行を妨げるおそれがある場合にはやってはいけないという交通ルールがあります!(学科教本P107)



 

つぎに後退(バック)を禁止されている場所についてです。




一般道路では後退を禁止している場所はありません。




(裕)の学科教室
しかし高速道路では後退は禁止されています。(学科教本P320)


もし降りる出口を行き過ぎてしまった場合は、次のインターチェンジまで進んで降りてから引き返しましょう。


高速道路の後退(バック)、逆走は絶対にしてはいけません!




ということでまとめると、



後退(バック)は、周りの交通の迷惑や妨げにならなければ特に問題はないということ。


後退を禁止している場所や標識はないが、高速道路では禁止されている。



後退(バック)の動きをするときは、あわててしまい、つい周囲後方の確認を忘れがちになりますので気をつけましょう!




(裕)でした!('-^*)/





ペタしてね    




読者登録してね

右側部分へのはみ出し追い越し禁止

$
0
0

こんにちは!(^O^)/


今年も残りあと1ヶ月になってしまいましたね…


リクエストがありましたので、こちらの記事を再度アップします。


教習生の方がおぼえにくいものの一つ「右側部分へのはみ出し追い越し禁止」についてお話ししましょう。

(学科教本P114)


最初にお断りしておきますが、ココの記事はこれから免許証を取る教習生向けに書いてあります。


一般の方が見ると「画像の間隔では危ない」とか「この説明が足りない」とツッコミたくなる部分があると思いますが、その件に関するご意見はご遠慮ください。


このことをおぼえる前に、知っておいていただきたいことがあります。↓


中央線と道路の間が


6m未満のときは、はみ出しても、はみ出さなくても 追い越しができます



6m以上のときは、はみ出さなければ追い越しができますが、はみ出しての追い越しができません。



でも、幅が6mあるかないかって見た目ではわかりませんよね…わかるんですよ↓



(裕)の学科教室


と、いうことはこうなります。↓



(裕)の学科教室

ここまではわかりましたか?


でもじつは、6m未満の幅でもはみ出して追い越してはいけない道路もあるんですよ。



(裕)の学科教室

このように、6m未満でも中央線が黄色でひかれている道路もあります。その場合…


(裕)の学科教室
6m以上の時と同じような意味になります。なので…


(裕)の学科教室

これで終わりではありませんよ~!(^▽^;)  さらに、


この黄色の中央線と同じ意味を表す標識があります。



一見、同じ道路標識に見えますがよーく見ると違います。

(裕)の学科教室

右も左も同じ本標識ですが、右の方は下に「追越し禁止」の補助標識がついてますね。


二つの標識の意味は…


(裕)の学科教室

「追越し禁止」の補助標識が付いたらはみ出さなくても追い越しはできません


ちなみに、「追越し禁止」の標識が出ていた場合は軽車両の追い越しはできますが、




「右側部分へのはみ出し通行禁止」の場合は軽車両であってもはみ出し追い越しをしてはいけないのでご注意を!


どうですか?わかりましたか?


でも、この写真を見て下さい。

(裕)の学科教室

この場面で、はみ出さなければ追い越していいったって無理ですよね…(-。-;)


頭をやわらかくして考えましょう!↓


 

四輪車同志だけで考えてしまうと出来ませんが、


このようにどちらかが二輪車だったり、二輪車同志だったら、道路の状況によっては、はみ出さなくても追い越しが可能な場合もあります。


だから「はみ出さなければいいですよ」という意味を残しているのです。




追い越しは、はみ出さなければよいというわけではないんですよ。




追い越し中は、追い越す車との間に安全な間隔を保つようにしなければなりません。(学科教本P116)



追い越すときは「最高速度を超えない範囲で加速」という条件もあります。(学科教本P117)




では、最後におさらい問題



1、中央線と道路の幅が6mの道路では右側にはみ出して追い越してよい。



2、追い越し禁止 の標識が出ている道路では、はみ出さなければ追い越しをしてもよい。




答えは一番下↓




では、また!



(裕)でした。('-^*)/



↓よかったら押してください励みになります

ペタしてね  




↓こちらもよろしくです(^人^)

読者登録してね













答え:1、×(はみ出していいのは6m未満です。)  2、○

「か」 と 「と」

$
0
0

こんにちは!(*´∀`*)



寒いが続いていますが、いかがお過ごしですか?



年内の免許取得を目指している方も多いと思います。無理のないように頑張ってくださいね!p(^-^)q



さて今回は、 「」 と 「」 についてのお話をしましょう。



」 という言葉は、 「どちらか」 という意味になります。 英語でいうと 「or」です。



例えば、 「一時停止  徐行 する」 という言葉が出てきたら、 どちらか片方をやるという意味になります。




」 という言葉は、 「どっちも」 という意味になります。 英語でいうと 「and」です。



ということは、「一時停止  徐行 する」という言葉が出てきたら、両方ともやるという意味になります。



では、ここでこの 「」 と 「」 が出てくる交通ルールを紹介しましょう。(´∀`)



まずは、「」です。



・「軌道敷内通行可」の標識によって、軌道敷内を通行中に路面電車が近づいたときは「軌道敷外に出るか、十分な距離を保つ」(教本P57)


・こどもや身体の不自由人が通行しているときは「一時停止か徐行」で安全に通行できるようにしなければならない。(教本P96)


・右左折、進路変更の合図の方法は、「方向指示器の操作か手による合図」を行う。(教本P101)


・進路前方に障害物があるときは、「一時停止か減速」して対向車に道をゆずる。(教本P121)


・オートマチック車で長い下り坂や急な下り坂では、チェンジレバーを「2かL」に入れる。(教本P143)



などが、あります。





次に 「」 です。



・踏切を通過するときは「目と耳」で左右の安全を確認する。(教本P75)



・横断歩道、自転車横断帯とその手前から30m以内の場所では「追い越しと追い抜き」が禁止されている。(教本P113)



・高速道路とは、「高速自動車国道と自動車専用道路」をいう。(教本P316)



などが、あります。




このたった一文字の違いで意味が全然違ったものになるので、勉強するときは気をつけてくださいね!





それでは、最後におさらい問題をやってみよう!(´0ノ`*)



1、軌道敷内を通行している車は、後方から路面電車が近づいてきたが、路面電車との間に十分な距離があったので、軌道敷外には出なかった。



2、対向車と行き違うときに安全な間隔がとれないときは、一時停止で対向車に道をゆずらなければならない。



3、踏切を通過するときは、踏切の直前で一時停止し、目で左右の安全を確認しなければならない。



4、横断歩道、自転車横断帯とその手前30m以内の場所では追い越しは禁止されているが追い抜きは禁止されていない。




(裕)でした。('-^*)/


ペタしてね   読者登録してね






















正解:

1、○  

2、×(一時停止か減速です)  

3、×(目だけでなく耳でも確認)  

4、×(追い抜きも禁止です)

優先道路の通行

$
0
0

こんにちは。(^-^)/


今回は「優先道路」の通行についてです。



優先道路は




交通整理が行われていない交差点(信号がない交差点)に「優先道路」の標識のある出ている道路




交通整理が行われていない交差点(信号がない交差点)の中まで中央線や




交差点の中まで車両通行帯がある道路のことをいいます。




では、なぜ交差点には優先になっている道路があるのでしょうか?




違う方向から同時に車が交差点に進入してきてしまったら出会い頭事故が起きてしまいます。


なので信号がない交差点に優先関係をつけている場合があるのです。



(※海外では先に交差点に入っている方に優先権があるという交通ルールの国もあるようです。)


この場合の通行方法は、


自分が通行している方が優先道路だった場合

交差点へ進入するときには見通しが悪い場合であっても徐行する義務はありません。(教本P87)




交差道路の方が優先道路だった場合

徐行で交差点に進入して、優先道路を通行している車などの進行を妨げてはなりません。

この場合、優先道路を通行している車などがいなくても必ず徐行です。(教本P73)





交差点に「優先道路」の標識や標示がでていなくても優先関係がある場合があります。





交差する道路がどちらも優先道路でなくても、どちらかの道幅が明らかに広い道路の場合です。



ちなみに…


いくら自分の通行している道幅が明らかに広くても、

交差する道路に標識や交差点の中まで中央線などが引かれている場合は優先ではありません。



このようにどちらかの道幅が明らかに広かったとしても、

交通整理が行われている(信号がある)交差点では優先関係はありません。



自分が通行している方の道幅が明らかに広かった場合

この場合は優先道路とは言わないので、いくら自分の道路の道幅が明らかに広かったとしても、

左右の見通しが悪かった場合には徐行する義務があります。(P87)




交差道路する道路の道幅が明らかに広かった場合

見通しが良い悪いにかかわらず、徐行で交差点に進入して、道幅が明らかに広い道路を通行している車などの進行を妨げてはなりません。

この場合、道幅が明らかに広い道路を通行している車などがいなくても必ず徐行です。(教本P73)



いずれにしても、交差点は交通事故の多い場所です。



交差点に信号があってもなくても、優先があってもなくても通行する車などには注意義務があります。



決められたルールがあったとあしても、その時の状況に合わせてできる限り安全な速度と方法で通らなければなりません。(教本P72)




では、最後におさらい問題


1、

見通しの悪い交差点を通行するときは、

自分の方が優先道路であっても徐行しなければならない。


2、

交通整理が行われていない交差点で交差する優先道路に入るときは、

優先道路を通行する車いない場合であっても徐行して通行しなければならない。


3、

交差する道路が優先道路のときは、

一時停止するとともに交差する優先道路を通行する車の進行を妨げてはならない。



答えは一番下です↓




(裕)でした。('-^*)/


ペタしてね


読者登録してね




























答え

1、×

(交通整理が行われている場合や優先道路を通行している場合は例外で徐行する義務はありません)

2、○

(通行している車がいない場合であっても必ず徐行です)

3、×

(運転者の判断で一時停止する場合は良いのですが、優先道路に入るときにあるルールは「一時停止」ではなく「徐行」です)



灯火をつけなければならない場合

$
0
0

こんにちは!(*^▽^*)


早いもので、今年も終わろうとしていますね。

寒い日が続いていますが頑張っていきましょう!p(^_^)q


今回は頂きました質問にお答えしたいと思います。



Q:


ヘッドライトの事で気になることがあります。

私は夜間運転中、交差点や踏切で先頭車輪に位置した時、前照灯だけにするのですが…


これって今はヘッドライトをつけたまま停止するのが普通なんですか?


昔は対向車が眩しくないように消すように指導あったように記憶しているのですが………。


裕教官、答えよろしく(^O^)



では、お答えしましょう!



A:


夜間の灯火について道路交通法ではこのようになっています。↓



 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

法律って難しい表現をしますね…(-。-;)



ようするに、


信号待ちをするときには消灯する義務はない


ということです。



信号待ちで消灯する人の理由は、


・対向車のドライバーにまぶしいくさせないようにする。


・バッテリーの電気を消費しないように。


・前照灯の電球の寿命が短くなる。



では、ないでしょうか?



たしかに対向車の事を考えたらマナーとしては良いかもしれませんね。



しかし、


ヘッドライトを消していたことによっておこりうる危険


があります。



・発進時に横断歩行者を見落としてしまう。


・消していたために、横断歩行者が車両の存在に気づかないまま赤信号で渡り始めること。


・発進時に点灯し忘れて、しばらくそのまま走行してしまう。


それと


(裕)の学科教室

このように対向車に道を譲る場合にもヘッドライトを消灯させることがあります。



消灯したことにより対向ドライバーに勘違いされてしまい事故を誘発することもあります。




ということで、


信号待ちでヘッドライトは消灯しない方が良いということが言えます。



ただ、道路交通法にはこんなことも書いてあります。↓



 車両等が、夜間(日没時から日出時までの時間をいう)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。



これは対向車と行き違うときや、他の車直後を走っているときは、ライトを下向きにするという意味になります。


なので、


(裕)の学科教室

坂道の頂上付近の交差点での信号待ち踏切の通過待ちなどでは




ライトが下向きでもこ対向ドライバーに幻惑させてしまうので




場合によっては消灯したほうがマナーはいいかもしれませんね。



こんな感じの回答でよろしいでしょうか?



ようするに「信号待ちでは絶対消灯しなければならないという交通ルールはない」ということです。




(裕)でした。('-^*)/




ペタしてね



読者登録してね

平成29年の交通事故統計

$
0
0
皆さん遅れましたが、明けましておめでとうございます。(^o^)/



昨年は沢山のアクセスと質問やご意見有難うございました。



本年も皆さんのお役に立てる場所になれるように頑張って更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。(^人^)



さて、昨年の平成29年中の交通に関する統計が発表されました。


交通事故発生件数
472,069件
(前年-27,132件)

負傷者数
617,931人
(前年-39,107人)

死者数
3,694人
(前年-210人)


死者数は昭和24年(1949年)以来67年ぶりに4000人を下回った昨年の数字を更に下回り、昭和23年以降の統計で最小を記録しました。


3,694人を一日の平均にすると10.12人の割合で交通事故で亡くなっていることになります…(ノ_-。)


ちなみに過去最高は何年だと思いますか?


今から46年前の昭和45年で16765人でした。(1年間ですよ!)
それに比べたら死者数は約1/4以下に減っています。


死者が多い都道府県別で見ると、

愛知県200人、埼玉県177人、東京都164人でした。

神奈川県は149人で残念ながら昨年より9人増えてしいました…

やはり交通量の多い都道府県が上位を占めていますね…(´Д` )



考えられる要因は、

交通ルールもその当時に比べると今はかなり厳しくなっています。

自動車の安全性能が高くなってきていることも考えられます。

あとは、交通安全の教育や対策などで、ドライバー1人1人の意識もだいぶ変わってきていることが考えられます。




しかし、この数字の裏には残念な結果も隠れているのです…




飲酒にかかわる罰則がかなり厳しくなっているのに、飲酒による交通事故の死亡事故数は201件ありました。


飲酒運転は根絶していないのが現実ですね…
\(*`∧´)/


それと今、TVや新聞でよく報じられていますが、依然として65歳以上の高齢者の交通事故が増えているのが現実です…

平成29年の高齢者による交通事故死者数は3,694人中、2020人で54.6%(昨年は54.8%)で相変わらず高い割合を占めています。



なので、70歳以上の方が免許を更新する時に高齢者講習が昨年より厳しいものになりました。

更新時でなくとも特定の違反をやってしまうと臨時の認知機能検査や臨時の高齢者講習を受けなければならなくなりました。




これから免許を取るみなさんがこの中の数字に入らないことを願っています。そのために私も授業で教えることだけでなく免許を取ってからも役に立つ知識を伝えていきます。p(^-^)q



そして、このブログを読んでいただいている教習生でない方にも、忘れてしまった交通ルールを思い出していただける場所にしていきますね!(´∀`)



今年も交通事故で亡くなられる方が少しでも減りますように…(。-人-。)



(裕)でした!(o^-')b



ペタしてね


読者登録してね

原付の小回り右折

$
0
0
こんにちは。(^o^)

今回はいただいた質問に答えようと思います。



Q:

小回り右折の質問です。

2車線(直前の右折レーンなし)の道路から右折する場合、右車線は車がスピードを出して右車線に通行していて、原付ではなかなか右に寄れない道があります。

この場合、
①交差点に二段階右折禁止の標識があった場合、どうしても小回り右折をしなければならないでしょうか?

②交差点に二段階右折禁止の標識がない場合、二段階右折をしても良いのでしょうか?


はい、ではお答えしましょう。



A:

まず、質問者さんの場面を図で表してみましょう。
小回り右折で曲がらなければならない交差点では、あらかじめ出来るだけ道路の中央(一方通行では右端)に寄りますが、

寄ろうとする際に、右側の通行帯を走行している車両が接近していたので、寄ることが出来なかったので、この交差点を二段階右折で曲がってよいのか?ということです。


結果から先に言うと、この場合では「二段階右折で曲がってはいけない」になります。


図の交差点では「二段階右折禁止」の規制標識が出ていますので、二段階右折をすると違反になってしまいます。


通行帯が3つ以上あっても「二段階右折禁止」の規制標識が出ることがあるっていうのは、なんか矛盾している感じがしませんか?


このように通行帯が3つ以上あるT形やト形になっている交差点では二段階右折が危険になる場合もあるから禁止にしている交差点もあるのです。



図のように「二段階右折禁止」の標識が出ていなかった場合でも同様に二段階右折をしてはいけません。


道路交通法で二段階で右折をしなければならない交差点は次の場合に限られています。(道路交通法第34条第5項)

1.交通整理が行われており、道路標識等により、右折方法「二段階」を指定された交差点。

2.交通整理が行われている、多通行帯(三つ以上)で、「二段階右折禁止」の標識が出ていない交差点。


なので、この場合では交差点で行ける方向に進んで、交差点を使った迂回で戻る方法で通行するになります。



幅の広い道路で右折しようとする時は、余裕をもって十分手前から徐々に右の通行帯に移るようにした方がいいですよね。



急な進路変更は危険ですので、絶対にやらないようにしましょう。




(裕)でした。( ´ ▽ ` )ノ

雪道での運転

$
0
0

こんにちは。(^O^)/


先日は関東圏で記録的な雪が降りましたね。


今回は雪道での運転について書きましょう。  (学科教本P218)



雪は雨と違って道路上に残ってしまいます。


しかも溶けた雪は水になるので、道路が凍ってしまいます。




こんな時は、車(特に二輪車)を使わなくても済むのであれば、運転しない方がいいでしょう。



雪道を運転する場合は、路面のすべり摩擦係数が低くなるので(学科教本P185)必ずタイヤに滑り止めをしなければなりません。


タイヤの滑り止め効果があるものには、タイヤチェーン、スタッドレスタイヤというのがあります。




まずは、タイヤチェーンです

タイヤチェーンは四輪すべてに装着するわけではありません。

エンジンが回しているタイヤ(駆動輪)2つにチェーンを装着します。




FF車の場合では前のタイヤに




FR車の場合では後ろのタイヤに、タイヤチェーンを付けます。




では、このように4つのタイヤを全部回している自動車もあるのですが(4輪駆動車)、この場合はどうでしょう?



やはりタイヤチェーンは2輪にしか付けません。


4WD車の場合は、自動車によって付けるタイヤが前だったり後ろだったりしますので、車両に附属している取り扱い説明書をよく読んで、説明書どおりの駆動輪に装着してください。





次にスタッドレスタイヤです。

スタッドレスタイヤには、低温でもしなやかさを失わない特殊配合ゴムが使われていて、通常のタイヤよりも路面と接触する面積が広いので、大きな摩擦力が得られるように工夫されています。



また、深いタイヤのミゾが雪を踏み固めて、蹴り出すことにより路面との抵抗力を高めています。


さらにタイヤにある波のような切り込み(サイピング)がタイヤの回転時に発生する熱でとけた雪や氷を排出する効果があります。



深い雪道や凍結した状態の道路(アイスバーン)などのほか、高速道路走行においてもスタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンなしでは走行できない場合があるので、スタッドレスタイヤを付けている場合でもタイヤチェーンを必ず携行しましょう。


ちなみにスタッドレスタイヤは全部のタイヤに取り付けます。



じつは滑り止めの効果があるものがもう一つ


スパイクタイヤというもがあります。


image


スパイクタイヤは凍結路での走行性能を向上させるためにタイヤの表面に鉄のびょう(スタッド)を打ち込んだタイヤです。



ということは「スタッドレスタイヤ」というのは「鉄のびょうがないタイヤ」という意味になりますね。



このタイヤは今から40年以上も前に開発された滑り止めタイヤです。


しかし、舗装された道路で使用した場合の路面へのダメージや、アスファルトを削ることで発生する粉じんなどが公害となって環境問題となっていきました。



現在ではこのスパイクタイヤは凍結した道路や積雪路面以外での使用は原則として禁止されています。




雪道では走行速度は落として、車間距離も十分にとります。



そしてできるだけ前の車が通った跡(わだち)を走行します。

photo:02


対向車と行き違うときは、道路の端の見分けがつきにくいので寄りすぎないように注意しましょう。



雪が溶けると気をつけなければならないのが「ブラックアイスバーン」という状態です。


濡れている道路に見えますが、表面は凍っていてスケートリンクのような状態の道路です。



このような道路を走行する場合は、スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンを付けていても安心せずに、慎重な運転をしましょう。




最後におさらい問題(答えは一番下↓)



1、

タイヤチェーンを装着するときは駆動輪でないタイヤに付けるようにする。


2、

スタッドレスタイヤは路面の損傷、粉じんの原因となるので使用しないようにする。


3、

雪道で対向車と行き違うときは、急ハンドルでさけると危険なので、できるだけ道路の左端によって走行する。



(裕)でした。('-^*)/




ペタしてね



読者登録してね





















答え:


1、×(駆動輪に取り付けます)

2、×(スタッドレスタイヤではなくスパイクタイヤです)

3、×(雪道ではできるだけわだちを走行して、端に寄りすぎないようにします)

灯火をつけなければならない場合

$
0
0

こんにちは!(*^▽^*)


今回は頂きました質問にお答えしたいと思います。



Q:


前照灯の事で気になることがあります。

私は夜間運転中、交差点や踏切で先頭車輪に位置した時、前照灯を消灯して車幅灯だけにするのですが…


この場合、前照灯はつけたまま停止するのが普通なんですか?


昔は対向車が眩しくないように消すように指導あったように記憶しているのですが………。


裕教官、答えよろしく(^O^)



では、お答えしましょう!



A:


夜間の灯火について道路交通法ではこのようになっています。↓



 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

法律って難しい表現をしますね…(-。-;)



ようするに、


信号待ちをするときには消灯する義務はない


ということです。



信号待ちで消灯する人の理由は、


・対向車のドライバーにまぶしいくさせないようにする。


・バッテリーの電気を消費しないように。


・前照灯の電球の寿命が短くなる。



では、ないでしょうか?



たしかに対向車の事を考えたらマナーとしては良いかもしれませんね。



しかし、


前照灯を消していたことによっておこりうる危険


があります。



・発進時に横断歩行者を見落としてしまう。


・消していたために、横断歩行者が車両の存在に気づかないまま赤信号で渡り始めること。


・発進時に点灯し忘れて、しばらくそのまま走行してしまう。(特に街灯や店舗等で明るい市街地や初心者の方)


それと


(裕)の学科教室

このように対向車に道を譲る場合にも前照灯を消灯させることがあります。



消灯したことにより対向ドライバーに勘違いされてしまい事故を誘発することもあります。




ということで、


信号待ちで前照灯は消灯しない方が良いのかな?


ってなりますよね。

ただ、道路交通法にはこんなことも書いてあります。↓



 車両等が、夜間(日没時から日出時までの時間をいう)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。



これは対向車と行き違うときや、他の車直後を走っているときは、前照灯を下向きにするという意味になります。


なので、


(裕)の学科教室

坂道の頂上付近の交差点での信号待ち踏切の通過待ちなどでは




前照灯が下向きでもこ対向ドライバーに幻惑させてしまうので




場合によっては前照灯を消灯したほうがマナーはいいかもしれませんね。



こんな感じの回答でよろしいでしょうか?



ようするに「信号待ちでは前照灯を絶対消灯しなければならないという交通ルールはない」ということです。




(裕)でした。('-^*)/




ペタしてね



読者登録してね

軌道敷内の通行

$
0
0

こんにちは。(^-^)/



いつもブログへの訪問をしていただきまして、ありがとうございます!(´∀`)



これからも難しい交通ルールを理解してもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします!(^人^)





さて今回は軌道敷内の通行について勉強しましょう!(学科教本P57)



まず軌道敷とは、路面電車が通行するのに必要な部分のことをいいます。


(裕)の学科教室

原則として車(車両)はこの軌道敷内を通行してはいけません。



では、なぜ通ってはいけないのでしょうか?(?_?)




やはり路面電車は危険があった時は急に止まることが出来ません。電車ってブレーキをかけるときはかなり手前からブレーキをかけますよね。


レールの上を走っている乗り物なので、軌道上に障害物があったら避けることが出来ないのも理由の一つでしょう。




でも、絶対通ってはいけない訳ではなく、軌道敷内を通行できる例外がいくつかあります。




1、右左折、横断、転回のために横切るとき


(裕)の学科教室




2、危険防止でやむを得ない場合


(裕)の学科教室



3、軌道敷を除いた部分の道幅が十分でないとき


(裕)の学科教室



4、道路工事などで軌道敷を除いた部分だけでは通行できないとき


(裕)の学科教室



5、「軌道敷内通行可」の標識で通行が認められているとき


(裕)の学科教室


以上の5つの例外ですが、軌道敷内を通行する場合の条件があるんです!



当たり前ですが、路面電車の通行を妨げてはいけないこと。


もう一つは、後方から路面電車が近づいてきたときは、


軌道敷外に出る  必要な距離を保つことです。



おぼえてますか? 「か」ということは、どちらかでいいということですよ!

(詳しくはブログ記事のバックナンバーを参照 タイトル「か」と「と」です。)




(裕)の学科教室


ちなみにこの「軌道敷内通行可」の標識は自動車を対象としている標識になります。


原動機付自転車、軽車両は、この標識が出ていても通行することは出来ませんのでご注意を!






最後におさらい問題(答えは一番下)



1、軌道敷内は原則として車の通行が禁止されており、右左折のためであっても軌道敷を横切ってはならない。


2、 軌道敷内を通行している車は、後方から路面電車が近づいてきたときは、その路面電車の進行を妨げないように十分な距離があれば、軌道敷外に出なくてもよい。


3、(裕)の学科教室

図の標識が出ている道路では、大型自動二輪や普通自動二輪は通行することができる。





(裕)でした。('-^*)/



↓こちらもよろしくです。励みになります

ペタしてね    



↓こちらもよろしくです(´∀`*)

読者登録してね





















答え


1:×

(右左折、横断、転回、道路工事などやむを得ないときなどは、軌道敷内を通行することが出来ます。)


2:○

(路面電車との間に十分な距離がとれるのであれば、軌道敷外に出る必要はありません)


3:○

(大型自動二輪、普通自動二輪は「自動車」に分類される車なので通行できます。)

道路と車道

$
0
0

こんにちは(^-^*)/



今回は、いただいた質問にお答えしたいと思います。


Q:

左折の方法で、教本には「あらかじめできるだけ道路の左端に寄り」と書いてありますが、


道路はすべての道幅が道路と教わりました。

という事は、道路の左端といったら歩道を乗り上げていい事になるような気がするので、「車道の左端に寄り」が正しい気がするのですが?




なかなかいい質問ですねぇ!(池上彰さん調で)

( ´艸`)




では、お答えしましょう!


その前に、「道路」と「車道」についてのお話をしましょうか。


(裕)の学科教室
「道路」はすべての道幅をさします。


(裕)の学科教室


(裕)の学科教室

歩行者が歩くための「歩道」、歩行者や軽車両が通るための「路側帯」がある場合も、すべての道幅が「道路」になります。



ここまでは大丈夫ですか?



たしかに、左折するときは「道路の左端に寄り」とあります。(教本P66)

なので道路の左端まで寄ったら…



(裕)の学科教室
こんな感じの左折になっちゃいますよねぇ…

(;´▽`A``



みなさんが歩道を歩いてるときに、歩道を乗り上げて左折する車を見たことありますか?


そんな車がいたら歩行者を跳ね飛ばしちゃいますよね…(´Д`)



交通ルールにはいろんな決め事がたくさんあります。なので、


「この決めごとよりこっちの決めごとの方が強い」という順番があります。




「普通自転車以外の車は歩道や路側帯を通行してはいけない(教本P50)」


という交通ルールの意味の方が強いわけです。なので、


(裕)の学科教室
これが正しい左折の方法になる。というわけです! 



じゃあ、車道という言葉ではなぜ表現しないのか? というと…



(裕)の学科教室
このように歩道や路側帯の区別が無い道路では車道という言葉が使えないからです!



なので「できるだけ道路の左端に寄せて」という言葉を使って寄せられるところまで的な意味になるのです。



どうですか?かゆいところに手がとどきましたか?(*^▽^*)




ちょっとでもおかしいと思うことがありましたら、是非質問してくださいね!





(裕)でした。(o^-')b 

Viewing all 395 articles
Browse latest View live